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アルねこすたーに。

アルパカとねこすけとハムスターと犬です。

レビュー:サクラ咲く

読書

@Pandora_Ovis さんから誕生日に頂いた本です!ありがとうございます!

辻村深月の「サクラ咲く」を読みました。

3つの短編集からなっているのですが、どれも切なくて、でもじんわり暖かい話でした。

一つ目の「約束の場所、約束の時間」はタイムスリップしてきた男の子の話。 タイムスリップをしてきた男の子と席が隣同士になった男の子で仲良くなっていき、未来の道具を見せてもらったりします。 未来から来た男の子は未来で流行っている病気の療養のためにきていて、タイムスリップは一度しか使えません。 そんなとき、男の子とその子を心配した女の子がちょっとした事故に巻き込まれます。 男の子はタイムスリップで時間を戻して、怪我なく2人の友達を救いますが、タイムスリップしてきた少年はいなくなってしまいます。 友達だった男の子はタイムスリップして帰ってしまった男の子に託されていた、手紙を読み、エンド。 私はこの話が一番好きです。 悲しい終わりなのに、タイムスリップした子の思いやりは温かみがあります。

「サクラ咲く」も素敵な終わり方。不登校になって、こんな風に励まされたら学校に行きたくなるよなぁと思いました。

「世界で一番美しい宝石」は先輩に映画のモデルになって欲しいと頼み、先輩の条件にクリアするという話。 先輩の「本を探す」という条件が満たせなかったからといって、自分達で本を作ろう!という発送には驚かされました。

「サクラ咲く」はまさに青春の一冊。 切なさと、楽しさと、温もりが集まった一冊です。